無償ツール

モーデックには、技術チームが作成し、実際にエンジニアリングの現場で使用しているお役立ちツールがいくつかございます。その内で、一般的にも有用と考えるツールをここに紹介いたします。ご興味のある方はダウンロードしてお使いください。尚、これらのツールは動作保証をするものではありません。あくまでも個人の責任においてご利用いただけますようお願い申し上げます。

【6】VSWR、反射による伝送損失を計算

公開日: 2023年6月26日
形式: Microsoft Excel
Download: VSWR_ReturnLoss.zip

VSWR、反射による伝送損失を計算するツール

新人:「先輩、超電導材料を使ったフィルタなのに伝送損失が3dBもあります!」
先輩:「リターンロスの値は?」
新人:「3dBです!」
先輩:「これを使って計算しましょう。それは反射による伝送損失です。」

そんな新人に使ってほしいのが次にご紹介するVSWR、反射による伝送損失を計算するツールです。上記のリンクからダウンロードしてExcelで開いてください。
リターンロスの入力セルに値を入力してください。無損失系におけるVSWR、反射係数、伝送係数、伝送損失を計算してくれます。

【5】LTspice用シンボル作成ユーティリティプログラム

公開日: 2023年6月26日
形式: .exe 実行形式ファイル
Download: symbol_GUI.zip

端子リストCSVからLTspice用のシンボルを作成するツール

端子リストファイル(カンマ/スペース/タブ区切り)に記載されたPIN並びと名前が記述されたファイルから、LTspiceで使用するシンボルを作成するプログラム。

【4】データ内挿ユーティリティプログラム

公開日: 2023年6月26日
形式: .exe 実行形式ファイル
Download: interpolate_GUI.zip

X軸が等間隔ではないデータから、X軸が等間隔なCSVデータを作成するツール

非等間隔なデータからグラフの概形を推測し、xに関して任意の範囲、間隔のデータをcsvファイルで書きだすプログラムです。

【3】SWRシミュレーション・ツール:定在波が生成される過程をアニメーションで表示

公開日:2022年12月19日
形式: Microsoft Excel マクロ
Download: SWR_Simulation_ver1_4.zip

定在波が生成される過程をアニメーションで表示するツール

新人:「先輩、高周波デバイスの仕様によく出てくるVSやVSWRってなんですか?」
先輩:「VSWRは電圧定在波比 (VSWR: Voltage Standing Wave Ratio)の略で、定在波の最小、最大の電圧比を表しているんだ。反射量を示す数値だよ。」
新人:「そんなこといわれてもイメージが湧かないですよ。じゃ定在波って何ですか、なぜ”定在”と言うのですか?」
先輩:「それは.....?(やばいこれじゃ先輩風吹かせられない!汗)」。

そんな先輩に使ってほしいのが次にご紹介するSWRシミュレータです。上記のリンクからダウンロードしてExcelで開いてください。
マクロを有効化して▷ボタンを押せば、設定した反射係数に応じて定在波のでき方をアニメーションで表示します。これにより高周波の進行波、反射波、定在波およびVSWRの概念を分かりやすく説明できます。使い方は同ファイルのReadmeシートを参照してください。

【2】モデル端子定義変更用プログラム

公開日:2022年12月19日
形式: .exe 実行形式ファイル
Download: mk_wrap_form.zip

SPICEモデルの端子並びを変更するためのラッピング(階層化)用ネットリストを作成するツール

電子デバイスメーカーや弊社・Model On !サービスなどで提供されるSPICEモデルについて端子定義を変更したい時ありませんか?
本ツールはそのような場合に役立ちます。
Model On !で提供するSPICEモデルは暗号化されているため、ユーザー様がモデルを編集することはできません。
そのため、端子並びを変更する代替手段として、提供済みモデルを階層化することを提案しております。
本ツールは、SPICEモデルの端子並びを変更するためのラッピング(階層化)用ネットリストを作成するものです。
本ツールを利用すれば、ユーザー様側でモデルの端子定義を変更し、ユーザー様がお使いのPCBエディタや回路シミュレーションでご用意したシンボルデータにアサインすることが可能となります。

【1】S-Y-Zパラメータ相互変換用スクリプト

公開日:2022年12月19日
形式: Perl スクリプト
Download: syz_conv.zip

Linux上で、データ入力からS-Y-Zパラメータ変換、de-embed処理、高周波特性計算の一連作業を連続自動実行するツール

半導体デバイスの高周波特性を評価・解析するには、ネットワークアナライザでの測定データ(Sパラメータ)を使用し、Y,Zパラメータに変換し、容量特性やゲイン特性を計算する必要があります。
その変換や計算のためには、ADS,IC-CAP,MATLAB等の高価なツールを使用するのが一般的です。しかし測定データが大量にある場合、GUI上で一つ一つデータを読み込んで処理するのは、単純作業の繰り返しで大変面倒でした。そこで、安価なプラットフォーム上でも簡単に大量データを処理できる本ツールを作成しました。本ツールは、測定データに限らず、PSpiceやLTspiceの結果解析にも応用できます。