X-verifierは様々なシミュレーション結果や測定データの比較・検証を行うソフトウェアです。任意のコンパクトモデルや電気回路に対してバージョンやシミュレータによる応答の差異を容易に検証できるため、シミュレーションによる設計ミスを軽減することができます。
X-verifierの特長
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1.ネットワークを介したシミュレータにも対応
各シミュレータへのパスを保存でき、ローカルあるいはネットワークを介して複数のシミュレータへ容易にアクセスし、シミュレーションを実行できます。
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2.任意の素子、回路に対する特性検証機能搭載
MOSFETやBJTなどの様々なデバイスのコンパクトモデルや、それらを用いたマクロモデル/回路にも対応しており、特性比較や検証ができます。
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3.ユーザー実測値のインポート機能を有し、Sim結果との比較、検証が容易にできます
CSV形式の実測値データをインポートし、シミュレーション結果との比較、検証を行えます。また、実測値データとシミュレーションのバイアス範囲が異なるケースにおいても対応可能です。
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4.X-verifier独自の制御構造アルゴリズムにより様々な掃引にも対応
独自の制御構文を設定することにより様々な掃引にも対応可能となり、各特性に対するバイアス依存性などを検証することができます。また、MATLABの豊富な数学関数を定義し、所望の特性値として評価できます。
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5.簡易最適化機能でパラメータ調整も可能
所定の特性に対して任意のパラメータを手動あるいは自動で最適化を図ることができ、調整前後の特性重ね書きにより、その調整効果も評価できます。
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6.MOSモデルサイズ検証機能を用いて、詳細なモデル検証が可能
BSIM4モデル以降に対応した専用検証機能。ゲートサイズやゲートーSTI間距離、温度を掃引し、様々な角度からモデルのサイズ依存性/バイアス依存性を検証することができます。また、その結果レポートも自動的に生成できます。
X-verifierのインターフェースと機能のイメージ



X-verifierで実現できること
- 任意のコンパクトモデルや回路ベンチに対して特性やシミュレータによる結果の差異の検証ができるため、シミュレーションによる設計ミスを軽減ができます。
- 独自制御構文設定機能やユーザー関数定義で、所望の条件・特性値に対してシミュレーションできるため、詳細なモデルを容易に評価できます。
基本仕様
対応シミュレータ
- PSpice
- Spectre
- ADS
- LTspice
- ngspice
- HSPICE
- Eldo
動作環境
対応OS
- windows10
ディスプレイ
- 1280x1024以上の画面解像度