”MOSTATで市販のシミュレータが使用できます!!!”
弊社”MOSTAT”については、その豊富な機能に関してこれまでもモーデックNewsでご紹介しておりますが、本号では市販のシミュレータを利用するための外部シミュレータリンク機能ついてご紹介いたします。
弊社MOSTATは、ターゲットベース・アプローチに基づいた統計解析モデリングを実現するためのさまざまな機能を有しており、その中で統計情報に基づくコーナーモデリングを行うための機能として、スキュー機能があります。
MOSTATのスキュー機能は、Nominalのパラメータ値をデバイスの特性がコーナーターゲットの値になるように調整することで行われ、この際に調整したパラメータ値におけるデバイス特性のシミュレーションが実行されます。通常起動されるシミュレータは、弊社オリジナルのシミュレータであるMDTSPICEになります。
対象デバイスモデルが、BSIM3やBSIM4やHiSiM2等のパブリックドメインモデルであれば、弊社MDTSPICEが対応していますが、市販シミュレータ・オリジナルモデルの場合は、今までは対応できませんでした。
このため弊社では、外部シミュレータリンク機能をMOSTATに組み込みました。
現在サポートしている市販のシミュレータとしては、以下の3つの製品になります。
- ケイデンス社製Spectre
- シノプシス社製HSPICE
- メンターグラフィックス社製Eldo
今回ご紹介した外部シミュレータリンク機能を使用すれば、シミュレータ独自のモデルを利用しているお客様でも、弊社MOSTATを利用した統計解析モデリングの環境を構築することが可能となり、その導入効果としての生産性向上が期待できるものと確信いたします。
この機会に是非、MOSTATの導入をご検討下さい。