Vol.50 MoDeCH-ID トランジスタ動作時の容量測定対応のお知らせ

2010.10.25

一般的にMOSFETを使用したスイッチング回路や高周波用途の回路設計においては、その動作特性を最適化する上で、MOSFETの各端子(ソース、ドレイン、ゲート)間の容量を正確に評価することが重要です。

しかしながらこの場合に必要な評価方法は、ドレイン・ソース間電圧の関数としての各端子間容量になるため、特にゲート・ソース間容量を測定するには特別な治具を用意するなど、様々な工夫が必要となります。

この度MoDeCH-ID測定用ソフトウエアは、外部DC電源をコントロールしながら容量測定を行うことが可能となりました。
この機能により、実際のトランジスタ動作における容量の測定等様々な状況に対応した自動測定が可能になります。

もちろん次の記事でもご紹介するように、デバイスモデリングにこの測定データを適用することで、更に高精度のパラメータを抽出することも可能になります。

弊社MoDeCH-IDには、今後も様々な機能を追加していく予定です。またお客様のご要求に沿った仕様で開発することも安価にて対応いたしますので、測定の効率化等でお悩みのお客様は是非MoDeCH-IDをご検討下さいませ。