第21回 – 講義1・ESDガンモデリング

2024.09.18

日時:2024年10月23日(水) 13:30〜 (45分)
場所:オンライン 配信
講師:勝村 俊介(パナソニック オートモーティブシステムズ株式会社)
   德永 英晃(パナソニックインダストリー株式会社)

ESDガン試験は特に車載機器業界では重要である一方で、多大な工数やコストがかかることが課題となっています。これをシミュレーション活用により解決しようとモーデック様と取り組んでおり、その一部をご紹介致します。講演の中ではESDガン試験の基礎や着目すべきポイントについて解説し、これらの知見を活かしたESDガンのモデル化とその評価結果について報告致します。

第20回 – 講義3・パワーデバイスに求められる評価技術

2023.12.18

日時:2024年02月28日(水) 15:30〜 (45分)
場所:オンライン 配信
講師:伊達 昇司 (株式会社Wave Technology)

近年、自動車の電動化が進み、電気自動車(EV)のシェアが急速に増えています。このようなトレンドの中、開発期間の短縮や費用削減のため、モデルベース開発のようなフロントローディング設計のニーズが高まっています。
EVにはパワーデバイスが使用されており、パワーデバイスのシミュレーションモデル作製のためには、正確なスイッチング波形の測定に基づくパラメータ取得が必要不可欠です。本講演では、パワーデバイスに求められる評価技術についてご紹介します。

第19回 – 講義3・デバイスモデリングにおけるディープラーニングの活用

2023.09.27

日時:2023年10月25日(水) 15:30〜 (30分)
場所:オンライン 配信
講師:三木 祐人(株式会社 モーデック)

近年ディープラーニング市場は急速な成長を遂げ、世の中にも広く普及し始めました。デバイスモデリングにおいてもディープラーニングは有用であり、適切に活用することで高速なパラメータ抽出を実現することが可能です。本講演の前半では、機械学習やニューラルネットワークとディープラーニングとの関係性と人工ニューロンによる学習手法の解説、デバイスモデリングへの適用フローについて説明します。また、後半ではディープラーニングを活用した数式モデルやパッシブ・アクティブ素子のモデリングの最新事例をご紹介します。

第19回 – 講義2・スイッチング電源回路の伝導ノイズ解析事例

2023.09.27

日時:2023年10月25日(水) 14:30〜 (30分)
場所:オンライン 配信
講師:諸富 仁哉(株式会社 モーデック)

基板設計における伝導ノイズの考慮は、設計者の頭を悩ませる大きな課題ですが、近年SPICEシミュレーションによる解析技術が急速に進歩しています。本ウェビナーでは、1Dモデルによる伝導ノイズ解析事例について紹介致します。題材として、高耐圧パワーMOSとPWM制御回路を1パッケージにした電源IC(STR6A161HVD:サンケン電気社製)を搭載した、フライバックコンバータ電源基板を用いました。ノイズ解析用のモデルには、
・弊社サブスクリプション型ライブラリ提供サービスModel On !に登録済の部品モデル
・実測結果から作成したノイズ感度の高い部品モデル
を組み合わせて用いることで、ノイズ特性の再現と作成時間短縮の両面を達成しました。CISPR14-1伝導エミッション実測試験と、シミュレーションとで比較し、 相関のある結果が得られています。

第18回 – 講義2・オープンソースPDKによる将来の展望とgoogleの取り組み

2023.07.27

日時:2023年08月30日(水)15:00~
場所:オンライン 配信
講師:
Johan Euphrosine(Google Inc.)
木村 隼人(株式会社モーデック)

Google主導の革新的なプロジェクトで、オープンソースのPDKとツール環境が発表され、130nm世代の半導体設計を無料で行うための道が開かれました。
今後は個人が設計した半導体チップが商品となって、流通する時代がやってきます。
講演前半では、2020年にオープンソースPDKが発表されてからの歩みと、現在の進捗、今後の展望を、実際に作成されたICチップの紹介も交えて、Johan氏に説明いただきます。
講演後半では、オープンソースツールを使ったアナログICの設計フローの紹介と、SkyWater130nmプロセス、GlobalFoundries 180nmプロセスとで、PDKによる違いを紹介します。

第18回 – 講義1・バリアフリーシミュレーション技術の提案とモデルの重要性について

2023.07.27

日時:2023年08月30日(水)13:30~
場所:オンライン 配信
講師:重松 浩一(名古屋大学 未来材料・システム研究所)

パワーエレクトロニクス分野では回路シミュレータを代表とし,多くのシミュレーションツールが存在し,目的に応じ活用されている。しかし,ここで対象をシステムとして捉えると異なる工学分野を統合的に扱うことが難しくなるといった困難な問題が発生する。
本講演ではシステムに対する新たな考え方として 「バリアフリーシミュレーション」技術を提案し,特にその中で「モデル」の果たす役割と重要性について説明する。