Vol.31 BJTスケーラブルモデルのご案内

2009.03.25

バイポーラトランジスタのモデルにおいて、スケーラブルなコンパクトモデルとして現在知られていますのは、HiCUMモデルなどがありますが、デバイス構造によってエミッタ、ベース面積の依存モデルが追従しない場合があります。
また、ある程度は追従しても、容量、電流特性において十分なシミュレーション精度が得られないことが多いのではないでしょうか。

弊社のBJTスケーラブルモデルは、製造されるBJTのジオメトリ自体のサイズ依存をそのモデル式に組み込む、ファンクションモデルです。
したがって、どんなBJTのコンパクトモデルでも使用できます。
BJTスケーラブルモデルを導入することにより、これまでサイズ毎の個別モデルになっているライブラリをまとめることができるため、ライブラリ管理が簡素化されます。
さらにコーナーモデルの作成もサイズ全体をまとめて扱えるため、パラメータの矛盾も起きにくく短時間に正確に行えます。
また、モデルライブラリ開発時においてもパラメータを抽出するTEGの数を減らすことができるため、コストや工数の削減に寄与します。
更に、弊社のモデルパラメータ抽出ツール(MoDeCH Extractor)を使用すれば、モデルパラメータの抽出からスケーラブルモデル構築までが自動的に行えます。

前記のコーナーモデル作成には統計モデリングソフトウエア(MOSTAT)がご活用いただけます。
是非、設計効率向上のためにBJTスケーラブルモデル導入をご検討ください。